美容に使われる代表的な植物オイルの種類と効果について

スキンケアの一つとして今注目を浴びているのが植物オイルです。

植物オイルにもいろいろな種類がありますが、どれも肌に良い影響を与えてくれます。しかも、植物オイル一つあればさまざまな用途で活躍してくれるのです!

乾燥が気になる人はもちろん、油分には抵抗がある…という人も、ここで植物オイルの特徴や効果をチェックしてみましょう。

代表的な植物オイルの種類とその効果

植物オイルにはマルラオイル以外にもたくさんの種類がありますが、ここでは特に女性に支持されている

  1. アルガンオイル
  2. アーモンドオイル
  3. オリーブオイル
  4. ココナッツオイル
  5. コメヌカオイル
  6. ホホバオイル
  7. マカデミアナッツオイル

の7つのオイルについて、詳しく解説していきます。

アルガンオイル

アルガン

モロッコの乾燥が厳しい砂漠地帯で育つアルガンツリーの実の種子から抽出されるオイルです。4000個以上の種子から、わずか50mlほどしかとれない希少価値の高いオイルとなっています。モロッコでは古くから食用油やスキンケアオイルとして使われていたようです。化粧品の成分表示では“アルガニアスピノサ核油”と表記されることもあります。

わりと軽めのテクスチャーでクセがなく、肌馴染みが良いのが特徴です。

アルガンオイルの成分と効果

アルガンオイルの主成分は“オレイン酸”です。人の皮脂にも含まれる脂肪酸で、刺激が少ないのが特徴。保湿力が高く、肌のうるおいをキープしてくれます。また、「若返りビタミン」とも呼ばれる“ビタミンE”が豊富。血行を良くして肌の生まれ変わりを促す効果や、活性酸素を抑えて老化を食い止める効果などが期待できます。

アーモンドオイル

アーモンド

アーモンドから抽出されるオイル。単体で使われることは少ないオイルですが、実はものすごく美容に適したオイルなのです。古代ギリシャから使われていたという古い歴史も持ちます。やや重めのテクスチャーで、肌にゆっくりと馴染んでいくのが特徴。

敏感肌や乳幼児にも使える、肌に優しいオイルです。クリームやマッサージオイルなどの他、髪にキューティクルをつくるとしてヘアケア用品にも多く使われています。

アーモンドオイルの成分と効果

アーモンドオイルの主成分は“オレイン酸”です。その含有量は今注目されているアルガンオイルよりも上!そのため保湿効果は抜群。肌をしっかり保護し、肌の内側の水分が外へ蒸発するのを防ぎます。またアンチエイジングに効果的な“ビタミンE”も含まれています。

オリーブオイル

オリーブ

オリーブの果実から抽出されるオイルです。植物オイルの中では安価で、最も広く知られているオイル。食用油としても人気がありますね。

緑がかった黄色のオイルで、テクスチャーはやや重め。オリーブの独特の香りと、しっとりした使い心地が特徴です。

オリーブオイルの成分と効果

オリーブオイルの主成分は“オレイン酸”です。植物オイルの中ではオレイン酸の含有量が最も多く、「オレイン酸」という名前もこのオリーブオイルに由来しています。肌によく馴染み、刺激が少ないのが特徴。高い保湿力とカバー力を発揮します。他にも、肌を美しく健康にする“ビタミンE”や“ビタミンA”、老化防止に効果的な“ポリフェノール”などを含みます。

ココナッツオイル

ココナッツ

ココナッツの種子から抽出されるオイルです。“ヤシ油”とも呼ばれます。健康効果やダイエット効果が高く、食用油としても人気ですね。常温では白い個体ですが、温度が高くなると無色透明のサラッとした液体状のオイルに変化します。

未精製のものはやや甘い香りがするのが特徴。

ココナッツオイルの成分と効果

ココナッツオイルは動物性の油に含まれていることが多い“ラウリン酸”を多く含む珍しい植物オイルです。石けんの泡立ちを良くする成分、クレンジングオイルのメイク落とし成分として多く使われます。また肌を柔らかくする作用や、抗菌・抗炎症作用もあり、ニキビや肌荒れの予防などにも効果を発揮します。

コメヌカオイル

コメヌカ

精米の際に出る米ぬか抽出されるオイルです。“ライスオイル”や、食用では“米油”とも呼ばれます。日本やタイなど、アジアを中心に生産されるオイルです。

サラッとしていて、肌に浸透しやすいのが特徴。コメヌカオイルならではの成分を含み、高い美肌効果が期待できます。

コメヌカオイルの成分と効果

コメヌカオイルは保湿力に優れた“オレイン酸”と、美白効果や炎症を抑える効果を持つ“リノール酸”をバランスよく含みます。スーパービタミンEと呼ばれるトコフェロールの約50倍もの高酸化力を持つ“トコトリエノール”が含まれているのも特徴。アンチエイジングにも最適です。また、血行を促して肌の代謝をアップさせ肌荒れやニキビをできにくくする“γ-オリザノール”、肌ダメージを防ぎながらうるおいを守る“米ぬかスフィンゴ糖脂質”など、コメヌカオイルならではの成分が豊富に含まれています。

ホホバオイル

ホホバ

砂漠地帯に生息する常緑低木“ホホバ”から抽出されるオイルです。多くの化粧品やヘアケア用品に使われているため、名前を聞いたことがあるという人は多いと思います。黄金色をしたオイルで、サラッとしたテクスチャーが特徴。化学構造上はワックスに分類され、7℃以下では固体になります。

脂肪酸(オイルの元となる成分)の含有量が少ないため酸化しにくく、品質が保たれやすいというメリットがあります。

ホホバオイルの成分と効果

ほとんどのオイルは脂肪酸という脂質の元となる成分で構成されていますが、ホホバオイルの場合は少し違います。ホホバオイルの主成分となっているのは“ワックスエステル”という成分です。ワックスエステルは私たちの肌から分泌される皮脂の主成分でもあります。そのため刺激が少なく、肌馴染みも◎!皮脂と同じように肌の内側の水分をキープしてくれる役割があるため、肌のうるおいアップが期待できます。角質を柔らかくする働きもあり、毛穴の詰まり、ニキビ、肌のごわつきの軽減にも効果的です。

マカダミアナッツオイル

マカダミアナッツ

マカダミアナッツから抽出されるオイル。サラサラとしたテクスチャーで浸透率がかなり高く、肌をしっとりさせてくれるのが特徴です。

酸化しにくく、アンチエイジングに向いています。

マカダミアナッツオイルの成分と効果

マカダミアナッツオイルの主成分は“オレイン酸”です。肌をカバーし、しっかり保湿をしてくれます。マカダミアナッツオイルに含まれる脂肪酸でもう一つ注目したいのが“パルミトレイン酸”。オレイン酸と同じく人の皮脂にも含まれている成分ですが、加齢とともに減ってしまう性質があります。赤ちゃんや若い人の肌に多いため「若さの脂肪酸」とも呼ばれます。マカダミアナッツオイルにはこのパルミトレイン酸が多く、肌の老化や乾燥防止に効果的です。

一つ6役!植物オイルの使い方

植物オイルは次のような使い方ができます。

  • 美容液や乳液の代わりとして使う
  • 化粧水や乳液に混ぜて、保湿力をアップさせる
  • 洗顔後すぐの肌につけて、化粧水の浸透を良くする
  • ドライヤー前の髪につけて、乾燥や摩擦のダメージを減らす
  • 肌や頭皮の毛穴ケア(ディープクレンジング)
  • メイクを落とす

このように一つ持っているだけいろいろな使い方ができます。

ただし、使い過ぎには注意!肌につける時や化粧品に混ぜる時は1~2滴が目安です。メイクを落とした後は軽くティッシュオフして、界面活性剤(水と油を馴染ませる成分)が入っている石けんや洗顔料で毛穴に詰まった汚れをしっかり洗い流しましょう。

肌に良い植物オイルに注目してみよう!

化粧水や乳液だけのスキンケアに物足りなさを感じている人は、植物オイルの高い美肌効果に注目してみましょう!

肌への刺激も少ないものが多く、敏感肌や乾燥肌の人も取り入れやすいアイテムです。ぜひ一度試してみてくださいね。