マルラオイルの抗ヒスタミン作用について

美容効果が高い植物オイルとして注目を集めるマルラオイルですが、抗ヒスタミン作用を持つオイルだということをご存知でしたか?

抗ヒスタミン作用とは、肌荒れなどの肌トラブルに働きかけ、乾燥や湿疹によるかゆみを抑えてくれる作用です。

花粉症などのかゆみも軽減してくれると言われており、様々な業界で話題になっています。そんなマルラオイルの抗ヒスタミン作用についてさらに詳しく紹介していきますね。

マルラオイルの抗ヒスタミン作用

マルラの木は南アフリカ原産で、紀元前から栄養の源として重宝されてきました。マルラの木の実やその種子、樹皮、葉などそれぞれに複数の用途があり、マルラオイルは木の実から採取されたオイルです。

マルラオイルは浸透力が高く、すっと肌になじんでしっかり保湿するという特徴を持ちます。

また、マルラオイルは、抗ヒスタミン作用を持つ唯一の植物だと言われています。かゆみが出た部分や湿疹がある箇所にマルラオイルを塗ることで、かゆみを静めるとともに保湿を行い、乾燥を防ぐ効果が期待できます。

オイルだけでなく、マルラツリーの樹皮にも抗ヒスタミン作用があるため、沸騰水にしずめて蒸気を吸入するなどして、その効果を得る方法もあるそうです。

マルラオイルに過度な期待はNG!

マルラオイルに抗ヒスタミン作用があるということで、アトピー性皮膚炎の方や、肌トラブルを抱える方におすすめする人もいるようですが、マルラオイルはただの植物オイルです。

保湿などの美容効果を得るためには優秀なオイルですが、治療目的でマルラオイルを使用しても望んだ効果を得ることはできません。

マルラオイルの抗ヒスタミン作用は、あくまで副次的なものだと意識しておく必要があります。

マルラオイルに化粧品を超える薬用効果があるなどの、過度な期待は持たないようにしてくださいね。

抗ヒスタミン作用とは?

抗ヒスタミン作用について知るためには、まずアレルギーの仕組みについて知る必要があります。

アレルギー症状が発生するまでには、大きく分けて3段階あります。まず、体内へと吸収されたアレルゲンが脂肪細胞に作用します。次に、アレルゲンの刺激を受けた脂肪細胞からヒスタミンが発生します。そして、ヒスタミンが受容体と結合しアレルギー症状を引き起こします。

抗ヒスタミン作用とは、細胞から放出されたヒスタミンが受容体と結合するのを防ぐ作用のことで、放出されたアレルギー物質を無効化する働きがあります。そして、アレルギー症状として引き起こされるかゆみなどを静める効果があります。

抗ヒスタミン作用が有効な病気

アトピー性皮膚炎などをお持ちの人は、かゆみとの戦いで苦労していると思います。掻きむしってしまうと症状が悪化するけど、かかずにはいられないという状態に、病院から抗ヒスタミン薬をもらっている人もいるでしょう。

抗ヒスタミン作用を持つ薬が有効な病気として挙げられるのは、アトピー性皮膚炎の他に、じんましんや湿疹、痒疹、皮膚掻痒症、花粉症などがあります。

こういったかゆみは、つい掻きむしってさらなるかゆみや乾燥といった悪循環を生んでしまうため早めに対処する必要があります。